製造業 / プロセス機器メーカー

プロセス機器メーカー向け入札・引合い分析

プロセス機器の入札では、機器仕様書とデータシートに、製作、検査、提出図書の要件が組み合わさります。TenderGenieはプロセス機器メーカー向けの入札・引合い分析を支援し、これらの要件を文脈の中で読み解き、技術回答の裏付けとなる証拠をそろえる作業を助けます。

応札を支える5つのツール:データシート抽出データシート自動記入引合いチェックリストキーワード抽出応札書類作成

製缶工場に並ぶ熱交換器の胴体
作業台で印刷したデータシートを確認する技術者

入札の課題

技術的な適合は 文脈で決まります。

  1. 複雑なデータシート

    機器データシートはほかのシートを相互参照し、1品目に多くの値をもつことがあります。

  2. 製作と検査

    機器仕様に加えて、設計、製作、検査の要件が適用されます。

  3. 見積を裏付ける証拠

    実績、証明書、図面は、添付されていて、かつ最新である必要があります。

  4. 提出図書

    見積で約束した図面、計算書、取扱説明書、証明書は、受注した時点で義務になります。

メーカー向けの5つのツール

自社カタログから、 プロセス機器メーカーの完成した見積まで。

化学プラントの圧力容器の引合い1件を例に、自社の設計資料から取りまとめた見積までを5つのツールで追います。

  1. データシート抽出

    課題
    製品の詳細は、自社カタログから客先の仕様書まで、長いPDFの中に埋もれています。値を表計算ソフトに転記する作業は時間がかかり、ミスも起こりがちです。
    機能
    これらの書類を読み取り、主要な技術仕様を整理されたデータとして抽出します。
    類似容器に対する自社の見積書(PDF、24ページ)例示
    設計規格ASME Sec. VIII Div. 1
    設計圧力1.0 MPaG
    設計温度120 ℃
    胴材質SA-516 Gr.70
    腐れ代3 mm
  2. データシート自動記入

    課題
    入札では、客先指定のデータシート様式にすべての仕様を記入することが求められ、同じ値を何度も転記・入力することになります。
    機能
    自社の製品資料から抽出したデータで客先のテンプレートに記入します。チームは入力する代わりに確認します。
    客先の容器データシート例示
    胴材質(提案)SA-516 Gr.70
    耐圧試験圧力1.3 MPaG
    放射線透過試験スポット、継手効率0.85
    コードスタンプASME Uスタンプ

    レビュー用に記入済み

  3. 引合いチェックリスト

    課題
    入札書類には数百もの要件、認証、条件が含まれ、一つでも見落とすと応札が失格になることがあります。
    機能
    客先の要件を、提出すべきもの、満たしているもの、不足しているものに分けたチェックリストにします。
    客先の要件から例示
    • ASME Uスタンプの認定対応済み
    • 過去5年間の類似容器の納入実績対応済み
    • 板厚の概略計算書提出が必要
    • 非破壊検査とPWHTの計画を含む品質管理計画書(QAP)提出が必要
    • サワーサービス用のHIC試験済み鋼板不足:判断が必要
  4. キーワード抽出

    課題
    入札の内容や自社に合う案件かどうかを知るには全文を読む必要があり、それでも重要な用語を見落とします。
    機能
    製品の種類、規格、メーカー、期限を抽出し、絞り込み、検索、優先して確認すべき点の判断に役立てます。
    化学プラント増設工事の入札書類(210ページ)例示
    • 製品圧力容器
    • 製品ノックアウトドラム
    • 規格ASME VIII Div. 1
    • 規格NACE MR0175
    • メーカー指定鋼板メーカー
    • 商務条件遅延損害金 週0.5%
    • 期限1月10日 入札締切
  5. 応札書類作成

    課題
    提出書類は、証明書、申告書、価格内訳書、様式などの書類一式です。一つでも欠けると失格になることがあります。
    機能
    必要な書類がすべてそろっているかを確認し、自社のデータから様式に記入して、そのまま提出できる書類一式に取りまとめます。
    入札で求められる提出書類例示
    • 様式A:会社概要記入済み
    • 技術適合書記入済み
    • 容器データシート(機器番号ごと)記入済み
    • Uスタンプ認定証添付済み
    • 受注実績を記載した納入実績表添付済み
    • 仕様差異一覧表(署名済み)未添付

    客先が指定した順序で取りまとめ

精読する

プロセス機器メーカー: TenderGenieが読み解く入札書類。

ページ上でレンズを動かすと、TenderGenieが抽出する箇所と、それぞれが入札にとって持つ意味が表示されます。抜粋はイメージです。

仕様書12:熱交換器(例示用の抜粋)

12.1 熱交換器は、ASME Section VIII Division 1および各データシートに記載のTEMAクラスに従って設計すること。

12.3 胴および管の材質は、各タグ番号のデータシートに記載のとおりとする。代替材は仕様差異として記載すること。

12.6 突合せ溶接部は全数放射線透過試験を行い、データシートで要求される場合は胴に溶接後熱処理を施すこと。

12.8 各熱交換器は、購入者の検査員の立会いのもとで耐圧試験を行うこと。

13.1 各機器には、証明書と試験記録を含む製造者のデータブックを添付して納入すること。

TenderGenieが抽出する内容

チェックリスト(例)

技術チェックリストの 一例。

機器の入札チームが技術見積を作成する前に確認する項目の一例です。

  1. チェック 01

    機器データシートの要件を抽出した

  2. チェック 02

    設計と製作の要件を記録した

  3. チェック 03

    検査と試験の要件を把握した

  4. チェック 04

    技術レビュー用に仕様差異を一覧にした

  5. チェック 05

    裏付け資料を添付し、最新であることを確認した

入札の始まりから終わりまで

5つの段階を、 プロセス機器メーカーの業務に。

チームは必要な段階を使い、要件が明確になるにつれて各段階を見直します。

業務の例:熱交換器のデータシートから技術見積へ。イメージであり、顧客事例ではありません。

  1. 発見

    自社が製造する機器種別の入札案件を探します。

    この例では機器メーカーが、熱交換器の入札案件を見つけます。

    入札情報収集
  2. 理解

    機器データシート、仕様書、図面の情報を出典とともに抽出します。

    この例では品目ごとに、データシートの値と図面の情報を抽出します。

    図面・数量明細解析
  3. 判断

    見積を確約する前に、不足、例外、義務を確認します。

    この例では標準範囲外の製作要件が、技術レビュー用の仕様差異としてフラグ付けされます。

    参加資格・リスク確認
  4. 実行

    技術回答と裏付け資料を、レビュー用にそろえます。

    この例では書類カテゴリから証明書と実績資料を添付し、見積を取りまとめます。

    提案書・応札書類作成
  5. 学習

    技術コンテンツと教訓を、次の機器入札に向けて蓄積します。

    この例ではレビュー済みの技術コンテンツを、類似の入札に向けて保管します。

    過去提案ナレッジ

よくあるご質問

プロセス機器メーカー
よくあるご質問と回答。

客先の機器データシートにTenderGenieで記入できますか?

はい、できます。「データシート抽出」が、適用規格、圧力、温度、材質、腐れ代などの設計データを自社の書類と客先の仕様書から抽出し、表にまとめます。「データシート自動記入」はそのデータを使って、客先のデータシート様式に機器番号ごとに記入し、設計部門が確認します。

プロセス機器の入札案件では、引合いチェックリストに何が表示されますか?

客先の要件、認証、条件を一覧にし、提出すべきもの、すでに満たしているもの、不足しているもの(サワーサービス用の試験済み鋼板など)を示します。不足項目はそれぞれ、応札前にチームが判断するまで保留されます。

プロセス機器の入札分析では何を行いますか?

プロセス機器の入札分析では、機器データシートと仕様書、設計・製作・検査の要件、図面、提出図書を読み込み、自社で製造・納入できる内容と照合します。

複雑な機器データシートに対応していますか?

「入札書類AI解析」は、相互参照を含むものや1項目に複数の値をもつテンプレートなど、複雑なデータシートに対応しています。自社の入札案件のデータシートで評価してください。

図面の情報を技術レビューに使えますか?

はい、使えます。「図面・数量明細解析」が機器図面と機器リストから部品表(BOM)と数量明細(BOQ)の明細行を作成するため、技術部門はそれをデータシートと照合できます。

裏付けとなる証明書はどこから取得しますか?

証明書は、貴社の組織の書類から取得します。組織の書類はカテゴリと書類種別の2階層で整理され、「提案書・応札書類作成」で添付します。

カタログ情報を確認せずに使えますか?

いいえ、使えません。回答に使う前に、カタログの適合性、版、入札条件を確認してください。

機器の入札チームはTenderGenieで何が得られますか?

品目ごとのデータシート要件を出典付きで一か所に集約でき、見積の前に仕様差異と製作上の確約を把握できます。組織の書類から最新の証明書を添付でき、レビュー済みの技術コンテンツを類似の入札に生かせます。

貴社の業界で確かめる

業務の流れを、
プロセス機器メーカーの視点で。

チームが実際に扱うような入札案件を使って、TenderGenieをご案内します。