活用シーン
入札書類一式から要件対応表を作成する
要件を満たす回答に責任をもつ入札取りまとめ担当者、技術者、営業責任者向け
入札の要件対応表とは、回答で扱うべきすべての要件を一覧にし、回答がそれぞれをどのように満たすかを記録する表です。通常は入札の取りまとめ担当者が管理し、技術、商務、品質、法務の各責任者が担当部分に回答します。要件は仕様書、条項、データシート、別紙に分散しており、必須要件を1つ見落とすだけで回答が要件を満たさなくなるおそれがあるため、難しい作業です。TenderGenieは書類一式全体から要件を原文の参照箇所付きで抽出し、回答と対応づけ、担当者と未決の質問を案件ワークスペースで管理します。

要件対応表とは何ですか?
要件対応表(回答マトリクス、要求要件チェックリストとも呼ばれます)とは、入札の要件と、それぞれに対する入札者の対応方針をまとめた表です。対応方針は「対応」「確認事項付きで対応」「差異あり」「該当なし」のいずれかで、回答のどこで示しているかの参照も記載します。多くの発注者は独自の様式を用意しており、その場合は様式が書式を決めます。参加資格の確認とは異なり、参加資格の確認は入札に参加できるかを問い、要件対応表は回答が発注者の求める内容を満たしているかを問います。
課題
要件は書類一式の
あらゆる分冊に潜んでいます。
- 01
要件にラベルがない
必須要件は本文、表、データシートの中にあり、番号が振られているものはわずかです。
- 02
分冊が互いに参照し合う
商務関係の条項によって、技術要件の満たし方が変わることがあります。
- 03
担当がはっきりしない
要件ごとに担当者がいないと、同じ項目に二重に回答したり、まったく回答しなかったりします。
- 04
追加資料で前提が変わる
要件対応表の作成を始めた後でも、追加資料や質問への回答によって要件が変わります。
業務の流れ
入札書類一式から、
確認済みの要件対応表へ。
ここではTenderGenieで要件対応表を作成する手順を説明します。発注者が様式を用意している場合は、その様式に従ってください。
- ステップ 01
書類一式を読み込む
仕様書、商務関係の分冊、データシート、図面、別紙を1つの案件ワークスペースに集めます。
- ステップ 02
要件を抽出する
「入札書類AI解析」が、仕様、範囲、条項、義務、データシートの要件を、それぞれ書類とページへの参照付きで抽出します。
- ステップ 03
要件の種類を分ける
必須要件、参加資格の基準、契約上の義務、提出要件は、それぞれ別のレビュー担当者が必要になるため、種類ごとに分けます。
- ステップ 04
担当者を割り当てる
タスク割り当て機能で、各グループを技術、商務、品質、法務の担当者に期日とリマインダー付きで割り当てます。
- ステップ 05
対応方針を記録する
担当者が原文の文言に照らして対応可否を確認し、仕様差異を記録し、必要に応じて質問を提起します。
- ステップ 06
提出前に確認する
「提案書・応札書類作成」の提出書類チェックリストと提出準備チェックで、回答に必要な内容がそろっているかを確認できます。
関連するTenderGenieの機能
各要件の
出どころと行き先。
入札書類AI解析
複雑なデータシートを含め、PDF、DWG、XLS、DOCファイル全体から要件を抽出し、それぞれを原文のページにリンクします。
参加資格・リスク確認
要件適合チェックで要件を回答と対応づけて不足を早めに示し、義務の整理で各義務を原文の条項にひも付けます。
チーム連携
タスク割り当て、期日リマインダー、質問、承認によって、各要件の担当者と状況を見えるようにします。
提案書・応札書類作成
回答に含めるべき内容の提出書類チェックリストを作成し、貴社のチームが提出する前の提出準備チェックを支援します。
製品、レビュー、判断の役割
プラットフォームが準備することと、
入札チームが確認すること。
TenderGenieが行うこと
- PDF、DWG、XLS、DOCファイル全体から要件を抽出する
- 各要件を原文のページにリンクする
- 要件適合チェックで要件を回答と対応づける
- 担当者、質問、承認を追跡する
チームがレビューすること
- 書類一式のすべての要件が漏れなく取り込まれているか
- 各要件に対する対応方針
- 仕様差異と質問の文言
- 発注者の様式と照らした要件対応表
人が判断すること
- 仕様差異を明記するかどうか
- 発注者に何を確認するか
- 最終的な回答の承認
チェックリスト
要件対応表に
通常必要な列。
発注者から様式が提供されている場合は、その様式を使用してください。そうでない場合は、以下の列でレビュー担当者と評価者が通常確認する内容をカバーできます。
- 要件の参照先
- 誰でも原文を見つけられるよう、書類、章、条項、ページを記載します。
- 要件の本文
- 言い換えではなく、記載どおりの要件です。
- 種類
- 必須、推奨、参加資格、契約、提出のいずれに関する要件かを記載します。
- 担当者
- 回答に責任をもつ人です。
- 対応方針
- 対応、確認事項付きで対応、差異あり、該当なしのいずれかです。
- 回答の参照先
- 回答のどこでその要件に対応しているかを、仕様差異がある場合はその内容とともに記載します。
シナリオ例
要件対応表
実際の進め方。
業務の流れの活用例です。顧客事例ではなく、写真はイメージです。
要件がデータシートにあったバルブの入札
バルブメーカーが、技術仕様書、データシートのワークブック、商務関係の分冊からなる入札案件を受け取ります。「入札書類AI解析」が要件を原文の参照箇所付きで抽出し、その中にはデータシートにしか記載されていない漏えい(フュージティブエミッション)試験の要件も含まれています。入札の取りまとめ担当者は要件をグループに分け、技術項目を技術部門に、保証と責任の条項を商務部門に割り当てます。技術部門はほとんどの項目について対応可能であることを確認し、漏えい試験のクラスについて質問を提起します。その回答を受けて要件対応表に確認事項を明記し、提出前には取りまとめた回答と提出書類チェックリストをチームで照合します。

メリット
出典付きの要件対応表が
レビュー担当者にもたらすもの。
書類一式全体をカバー
主仕様書だけでなく、書類一式に含まれるあらゆる種類の書類から要件を抽出します。
たどれる回答
各行が出典を示しているため、レビュー担当者と承認者は原文の文言を確認できます。
明確な担当
すべての要件グループに担当者、期日、状況があります。
見える準備状況
未完了の項目や保留中の承認が、締切当日ではなくその前に見えます。
よくあるご質問
要件対応表
よくあるご質問と回答。
要件対応表と要件適合レビューの違いは何ですか?
要件対応表は要件とそれぞれに対する自社の対応方針をまとめた書類であり、要件適合レビューは義務やリスクも含めてその対応方針を確認する作業です。TenderGenieは「入札書類AI解析」と「参加資格・リスク確認」で両方を支援します。
発注者が要件対応表の様式を用意している場合はどうすればよいですか?
その様式を使用してください。評価者が想定する書式は発注者の様式で決まるためです。TenderGenieが原文の参照箇所付きで抽出した要件は、様式の各行が原文の文言に照らして回答されているかをチームが確認する際に役立ちます。
仕様書の要求要件を見落とさずに抽出できますか?
抽出結果は出発点として扱ってください。抽出は書類一式全体を対象とし、原文の参照箇所を保持しますが、特に表、図面、追加資料に含まれる要件については、漏れがないかをレビュー担当者が確認してください。
仕様差異はどのように扱うべきですか?
各仕様差異は、理由と、可能であれば代替案を添えて明確に記載してください。契約上の差異は、回答に含める前に商務または法務の責任者がレビューすべきです。また、発注者によっては仕様差異を一切認めない場合もあります。
追加資料で要件が変わった場合はどうなりますか?
追加資料を案件ワークスペースに加え、どの要件が変わるかを確認し、影響を受ける行と担当者を更新してください。バージョン管理と監査証跡により、何が変わり、誰が承認したかが記録されます。
要件対応表が完成すれば、入札は要件を満たしていることになりますか?
いいえ、そうとは限りません。完成した要件対応表が意味するのは、各要件に対する対応方針が記録されたということです。回答が実際に各要件を満たしているかどうかは、提出前に貴社のチームが確認します。
要件対応表を実際の文脈で
要件対応表を
自社の入札案件で体験する。
デモでは、社外への共有が承認された機密性のない資料を使い、チームが扱うような入札案件でこの業務の流れをたどれます。
